「音声広告」に関するアンケートの結果レポート 音声媒体の利用率は高いのに、出稿経験はない企業が5割超。

どんな媒体にもつきものの「広告」。今、注目されているのは、音楽配信サービスやインターネットラジオの普及によって増えている「音声広告」です。音楽やニュースなど、配信動画を再生する合間に流されますが、インターネットの強みを活かして、よりパーソナライズした配信が可能になっています。今回は、その利用実態と今後の展開について、アンケートを実施しました。調査期間は、2019年9月24日~10月14日です。


利用率が高い媒体は「ラジオ」で6割超、利用媒体の偏りはメーカーがより顕著な傾向に

音声広告が改めて注目を集めるようになったのは、ここ最近のことです。まずは、その媒体をどの程度の方が利用しているのかを確認するために、『あなたがユーザーとして利用したことのある音声媒体をすべてお選び下さい。』と質問しました。最も利用率の高かった媒体は、「ラジオ」で61%、2位が「radiko」で39%、3位が「Podcast」で33%、4位が「YouTube Music」で26%、5位が「Spotify」で23%、6位が同率16%で「Google Play Music」と「その他」が並びました。利用する媒体の特徴としては、メーカーが「ラジオ」や「radiko」の利用率が高く、「Voicy」「SoundCloud」「TuneIn」「NicoBox」は0でしたが、非メーカーでは同様に「ラジオ」の利用率は高かったものの、他の媒体も利用者がいて、媒体による差もメーカーほど大きく開くことはありませんでした。


いまだ様子見?5割以上の企業が「音声広告」の出稿経験なし

偏りはあっても、多くの方が音声配信媒体を利用しているという結果でした。そこで、実際に音声広告はどの程度出稿されているのかを確認するために、『実際に「音声広告」を出稿したことのある音声媒体を全てお選び下さい。』と質問しました。


回答は、群を抜いて「「音声広告」を出稿したことはない」が54%で1位、次いで「ラジオ」が19%で2位、「Podcast」が12%で3位、「radiko」が5%と続き、「NicoBox」「その他」は0%という結果でした。多くの企業が「音声広告」の効果を図りかねているのか、「「音声広告」を出稿したことはない」という回答が半数を超えましたが、特に社員数1,000名以上の企業がメーカー、非メーカーともに出稿経験がないとの回答を寄せていました。また、メーカーは、出稿媒体が「ラジオ」「radiko」「YouTube Music」に限られていたのに対し、非メーカーは社員数300名未満の企業が8つの媒体に出稿していて、新しいものに対する敏感さがうかがえました。


5割超が「将来性を期待する」と回答も、様子見を含めて期待値は若干低め?

50%を超える企業が音声広告の出稿経験がないという結果でしたが、将来においてもそれは変わらないものなのでしょうか? 『「音声広告」の将来性について、どのようにお考えですか?』と質問し、今後の展開についての考えをうかがいました。1位は「非常に将来性が高い」で35%、2位が「どちらともいえない」で32%、3位に「既存広告と同じ程度の将来性は感じる」「既存広告ほどの将来性は感じない」が16%で並びました。



将来性については、期待値は半々というところでした。なぜ、そのような回答になったのか、『前問でそのように回答した理由を教えて下さい。』と質問し、自由に回答していただきました。


【期待ができる派】

  • YouTubeを筆頭に、多数の方が利用しているため。
  • 音声で接するメディアは多様化しており、スマホや車、家と連携搭載されているから。
  • PCも音声入力が可能になり、AIも音声認識で起動できるのであるから、広告も音声で伝えることが主流になることは十分考えられると思うから。


  • 【期待できない派】

  • ある程度量的に投入しないと十分な効果が得られない。現状では、検索への連動性が弱いように感じる。
  • うざいから
  • いろいろな媒体があり音声広告が必ずしも 有用だとは感じておりません。


  • 【どちらともいえない派】

  • 開拓の余地はあるが、受け手が煩わしく感じないか心配。
  • 効果がよくわからない


       

【調査概要】 アンケート名称:アンケート名称:「音声広告」に関するアンケート
調査主体:PRO-Q編集部(ProFuture株式会社)
調査期間:2019年9月24日~10月14日
調査媒体:アンケートメディア 営業・マーケPRO-Q
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