営業とマーケティングのリレーション、約5割以上が断絶しがち
企業の営業担当、そしてマーケティング担当は、販売促進・売上拡大という目的をもちながらも、それぞれ異なる業務と別々のミッションを担っています。営業とマーケティングは滞りのないリレーションが取れているでしょうか?二者の間にある課題やチームワークについて、PRO-Qユーザー会員の皆様に実態調査しました。
営業とマーケティングのリレーション、実はあまり取れていない
まずは、『営業チーム(部門)とマーケティングチーム(部門)のリレーションは円滑に取れていますか?』という質問をしてみました。二つの部門の間にある課題は、コミュニケーション不足
実態として、十分に取れていないと感じているリレーションですが、その理由は何なのでしょうか。『営業チーム(部門)とマーケティングチーム(部門)のリレーションにどんな課題を感じていますか。』とお聞きしました。
全体として、最も多くの回答が集まったのは「コミュニケーション不足」で、50%を占めています。この傾向は、メーカー、非メーカーとも変わりません。次いで、「情報共有が十分でない」「組織的に連携性に乏しい」との回答が挙げられています。
いずれにしても、コミュニケーションによる課題がつまずきとなっているようです。
連携できているのは、「顧客のニーズ」
最後に、営業とマーケティングの連携実態について、様々なご意見を寄せられたので、ご紹介しましょう。
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【連携の困難さについて】
- マーケティングがやるべきこと(リード顧客の発見、ナーチャリング、営業への顧客ごとの情報提供)をやっておらず、イベント企画・開催に終始し、セールスもマーケティングから提供される情報をくみとっていない(従業員数:300~1000名未満、サービス)
- 顧客のニーズで連携していても、セールスの考え方、マーケティングの考え方、いわゆる社内間のコミュニケーションを改善する上で時間がかかった。役割が明確でも集めたデータは、足りているか?問題がないか?の議論が絶えない。今日も政治や経済など社会が激動している中、手を緩めることなく必ずこの問題は続いている。(従業員数:300名未満、マスコミ・コンサル)
- セールスは基本的にマーケティングとは真逆のアプローチのものである。すなわちドラッカーがいうように、販売を不要にすることがマーケティングの目的であるので、両者の連携には難しいものがある。これらを連携するのであれば、マーケティングを補完する目的でのセールスとの位置づけが必要と考える。(従業員数:300名未満、マスコミ・コンサル)
- 少人数であるために、好き嫌いでコミュニケーション不足が懸念される。(従業員数:300名未満、メーカー)
- 人間関係のもつれが大きな問題。(従業員数:300名未満、メーカー)
【連携の問題点】
【調査概要】 アンケート名称:「営業とマーケティングの連携」に関するアンケート
調査主体:PRO-Q編集部(ProFuture株式会社)
調査期間:2019年7月1日~7月22日
調査媒体:アンケートメディア 営業・マーケPRO-Q
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