株式会社セディナ（以下、セディナ）と、株式会社True Data（以下、True Data）は業務提携し、メーカーや流通小売企業等を対象に「生活者の商品購買情報とクレジットカード情報を掛け合わせたビッグデータを活用したデータマーケティングサービス」の提供を2018年10月より開始した。

セディナは、約1,600万人のクレジットカード会員情報を保有しており、提携先・加盟店の自社内の購買情報の他、外部での利用情報の把握が可能。

True Dataは、ドラッグストア、スーパーマーケットにおける日々の購買情報を、国内最大規模の延べ5,000万人分保有しており、このデータをもとに統計化したID-POS情報を活用し、200社以上のメーカーや、小売業をはじめとするさまざまな企業へデータマーケティングサービスを提供している。

両社が協業することにより、これまで自社情報だけでは掴みきれなかった生活者のニーズを見える化し、商品戦略、エリア・店舗戦略、販売戦略に活かすことができる。

また、データ分析による課題発見から、施策展開、店舗送客までのデータマーケティングに関わる一連の業務をワンストップで支援することが可能となる。

協業サービスの柱は、以下の３つ。

【送客サービス】
・販売促進を目的とした会員送客
提携先・加盟店さま等の新規集客や売上拡大を支援する。

【分析サービス】
・ID-POS分析ツール、外部情報提供
提携先・加盟店さま等の課題、ニーズに応じた分析ツール、自社情報だけでは把握できない外部情報を提供する。
・コンサルティングサービス提供
提携先・加盟店さま等の個社課題に応じ、分析計画から効果検証まで、PDCAサイクルを支援する。

なお、両社によると、今回の協業はクレジットカード会社が国内最大規模のID-POS情報を持つデータマーケティング会社と協力し第三者に対してサービスを提供する、国内初の取組みという。

また、今後は既存取引先以外にも新たにメーカーや流通小売企業、自治体、金融機関等へ幅広く支援していくとしている。