約6割がインターネット広告を活用中、マス広告は今後も利用が減る見込み
自社の製品やサービスを広く知ってもらうためにも重要なプロモーションですが、近頃では広告媒体が多様化しているため、最適な媒体選びはマーケターの頭を悩ますところではないでしょうか。出稿先にミスマッチがあれば、プロモーション戦略の失敗につながってしまいかねないからです。そこで、2019年1月4日~2月5日まで、PRO-Qユーザーに対して、現在利用している媒体や、広告媒体の今後をどう見ているのか、アンケートを実施しました。
現在の主な広告媒体は、約6割でインターネット広告
まず現状について質問してみました。『現在「最も力を入れて利用している」広告媒体』をひとつ選んでもらったところ、「インターネット(スマートフォン媒体を除く)」が39%、「スマートフォン(SNS、アプリなど)」が18%、「テレビ」が13%という順番になっています。全体的には、新聞やテレビと言ったマス広告よりはインターネット広告を主たる広告媒体として選択していました。企業の従業員数別に見ると1000名以上の企業はインターネット広告の利用割合が低く、マス広告やSP広告の利用割合が高くなっていました。これは、広告にかけられるコスト規模の違いによるものであると推察されます。
今後はインターネット広告へシフトチェンジ、特にメーカーで顕著な傾向が
次に、『今後「最も注力すべき」と考える媒体』をひとつ選んでもらいました。その結果、「スマートフォン(SNS、アプリなど)」が47%、「インターネット(スマートフォン媒体を除く)」が34%となり、合わせて81%がインターネット広告を選んでいます。特に、メーカーではインターネット広告を選択した回答の合計が95%となり、非メーカーと比べても、マス広告からインターネット広告へのシフトチェンジをしようという傾向が顕著に読み取れます。
今後ますますマス広告の利用は減るであろうという意見が大半
『今後「利用が減っていく」と思われる広告媒体』についてはどの様に考えているのでしょうか。該当するものを全て選んでもらったところ、「新聞」が51%、「ラジオ」が42%、「テレビ」が37%、「雑誌」が31%という結果になり、マス広告の利用機会はさらに減っていく予想です。マス広告は、インターネット広告に比べると、効果測定や小回りの利いた変更のしやすさという点では使い勝手が悪く、コストや手間もかかるため、より使い勝手のよい広告媒体へと移行していくというのは自然な流れかもしれません。
最後に、広告媒体についてのご意見やご感想を自由に記述してもらいました。
【既存の広告媒体についてこう思う】
- 既存のオールドメディアはTVも含めその重要性は低下していくが、なくならない。特に、TVはマスに訴求するメディアとしては当面も最も重要なメディアであり続けるだろう。(従業員数:1000名以上、サービス)
- 活字媒体の広告は減っていくと考えます。(従業員数:300名未満、サービス)
- 影響力が小さくなっていくと言ってもテレビは依然として影響力が大きい。(従業員数:300名未満、メーカー)
【今後の広告媒体はどれ?】
- 耳からはいる情報が注目される時代になるはず。効率を求めすぎた結果。(従業員数:1000名以上、マスコミ・コンサル)
- 高齢化がすすんでいるので目で訴える媒体がいいと思います。(従業員数:300名未満、マスコミ・コンサル)
- ターゲットによって媒体効率は変わると考えます。(従業員数:300~1000名未満、商社・流通)
- 広告媒体の選択条件に「広告効果が視覚的・定量的確認ができること」が必要だと思う。そのためにはインターネットしか条件を満たさないのではないかと思う。(従業員数:300~1000名未満、サービス)
【プロモーションに求める役割とは】
- 「内容」や「説明」でなく、如何に「インパクト」を残すか。また二次的に他の媒体で取り上げられるかがカギのような気がします。(従業員数:300名未満、メーカー)
- 広告は、企業のブランド化の大きな方法だと思います。(従業員数:300名未満、メーカー)
【調査概要】 アンケート名称:「広告媒体」に関する調査
調査主体:PRO-Q編集部(ProFuture株式会社)
調査期間:2019年1月4日~2月5日
調査媒体:アンケートメディア 営業・マーケPRO-Q
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