Webマーケティングをどう活用している? 成果を実感できる企業とできない企業の違いを調査

コンテンツマーケティングのサービスを提供しているイノーバは、2019年3月、「2018年度企業のWebマーケティング 取組の実態と効果の実感」についての調査結果を発表した。対象は同社のメルマガ登録者のうち企業のマーケティングに従事する人(有効回答:123件)、調査期間は2019年1月15日~1月25日。
昨今「コンテンツマーケティング」「オウンドメディア」などのWebマーケティングに関心が高まっており、他社がどう取り込んでいるのか気になっている人も多いだろう。ここでは各企業の取り組みや効果を調査し、その実態を探る。


まずは、勤務先が「コンテンツマーケティング」、「オウンドメディア」、「マーケティングオートメーション」、「インサイドセールス」を導入しているかどうかを質問した。「導入済み」は「コンテンツマーケティング」が53.7%、「オウンドメディア」が52%と、半数以上の企業がすでに導入している。

そのふたつには及ばないが、「マーケティングオートメーション」は41.5%、「インサイドセールス」は29.3%の企業が導入済みだった。どの企業にとってもWebマーケティングを絡めたビジネス戦略は欠かせないようで、「導入検討中」も含めるとかなり高い数値を示している(コンテンツマーケティング:82.2‬%/オウンドメディア:80.5%/マーケティングオートメーション:74%/インサイドセールス:56.1%)。



※株式会社イノーバ調べ


次は、前述の4項目の施策について、効果が出ているかを聞いた。「コンテンツマーケティング」(十分な効果を得られている:9.1%/効果を得られている:43.9/合計:53%)と「インサイドセールス」(十分な効果を得られている:11.1%/効果を得られている:41.7%/合計:52.8%)は、効果を実感できている人が半数を超えた。一方、「オウンドメディア」(十分な効果を得られている:6.3%/効果を得られている:34.4%/合計:40.7%)と「マーケティングオートメーション」(十分な効果を得られている:3.9%/効果を得られている:37.3%/合計:41.2%)は4割で、効果を感じている人はやや少なくなる。

なお、回答を「取り組み期間別」に集計すると、「1年未満」や「1~3年」の人は効果を感じている人が少なめ、「4~5年」や「6年以上」の人は効果を実感している人が多め、という傾向が見られる。



※株式会社イノーバ調べ


ここで、各施策に関する企業の意見を紹介する。


〈コンテンツマーケティング〉

  • 効果を得られている;ドメインの力も向上しており、比較サイトとしてはビッグワード・テールワード含め上位獲得ができているため。(IT/BtoB/99名以下)
  • どちらともいえない:行ったことで、どれだけの商品販売につながったのか直接の関係性は計測できないので。(その他/BtoB・BtoC/99名以下)
  • 効果を得られていない:コンテンツは見られているが、それがCVに直結していないため。(IT業/BtoB・BtoC/100〜499名)


〈オウンドメディア〉

  • 効果を得られている;SNSのフォロワーも堅実に増加しており、そこからの成約も達成するケースも増えているから。(飲食・宿泊/BtoB/500名以上)
  • どちらともいえない:効果の指標が確立できておらず、計測も適切かどうかわからない。(製造業/BtoB/500名以上)
  • 効果を得られていない:マーケティング部門と他部門の連携ができていない。(通信/BtoB・BtoC/500名以上)


〈マーケティングオートメーション〉

  • 効果を得られている;月にいくつかのペースでシナリオを増やしながら、PDCAが回っていると感じているため。(卸小売/BtoC/500名以上)
  • どちらともいえない:導入したものの、社内連携、理解度がまだまだ未熟、効果測定まで至っていない。(製造業/BtoB/500名以上)
  • 効果を得られていない:シナリオ設計するもその通りにいかず、MAを活用した商談獲得の勝ちパターンはいまだに模索している。(IT/BtoB/99名以下)


〈インサイドセールス〉

  • 効果を得られている;自他問わず、リードマネジメントの手法や勝ちパターンが見えおり、ABMに着手できるような体制になったため。(IT/BtoB/99名以下)
  • どちらともいえない:効果測定が、できていなかった。(教育/BtoB・BtoC/99名以下)
  • 効果を得られていない:取り組み始めたが、ナーチャリングが殆どできていないため、効果は得られていないに等しい。(サービス/BtoB/100〜499名)


これらのコメントを踏まえると、 成果を出すための施策が練られているかどうか、そして、それを評価するためのKPIが明確かどうかが大きなポイントであることがわかる。また、運用のための体制を整えることも課題だ。以上のことから、重要なのは「目標設定」「効果測定」「体制構築」の3つの柱といえるだろう。

この記事を「シェア」お願いします。

この記事にコメントする

コメントを投稿するには会員登録(無料)が必要です。
入会いただいた方の中から抽選で、
Amazonギフト券(1,000円分)を30名様に贈呈!

また、入会者全員にビジネスに役立つ話題の書籍等と交換できるPRO-Qポイント「100ポイント」もプレゼント中!

プロフィールPROFILE

PRO-Q 編集部

PRO-Qは「人事/営業・マーケティング/経営者/財務・経理/ITエンジニア」の職種に特化したアンケートメディアです。 職種ごとのサイト展開で、専門テーマのアンケートを毎日実施中。編集部が厳選したトレンドニュースやアンケート調査レポート、PRO-Q著名人インタビューなどを掲載中。 ビジネスに役立つ知識の情報源として、「PRO-Q」をご活用下さい。

アンケート集計結果レポートREPORTS

同じキーワードがつけられた記事SIMILAR ARTICLES